スノーボードバインディングの各部品の名称や役割を解説!

スノーボードバインディングの各部品の名称や役割を解説!

バインディングの設定をしたいけど、パーツの名前や役割がよくわからない。

そんな悩みありますよね?

ということで今回の記事は、これさえ覚えておけばバインディングの知識はバッチリという内容でお送りします!

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バインディングの各部品の名称と役割を解説

バインディングの各パーツの名称

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今回はバインディングの部品1個づつを解説したいので、全部バラしてみました!
【RIDE A-8 21-22モデル】右足用のバインディングで解説します。

スノーボードバインディングの部品を分解した様子

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ベースプレート

スノーボードバインディングのベースプレート

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バインディングのベースとなる部分。ここにそれぞれの部品が取り付けられます。

ソフトな素材からハードフレックスなものまで様々なモデルがあります。初心者は操作性の良いソフトフレックスを選ぶことをオススメします。

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ハイバック

スノーボードバインディングのハイバック

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ヒールサイドターン時に、つま先を持ち上げて板を立てるサポートをしてくれます。

フレックスやトーションがソフトなものは動きに自由度があり、硬くなるほど反応がクイックになるのでキレのある動きはできるが扱いが難しくなります。

バインディングのハイバックのトーション

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またハイバックのローテーションを調整することで、

・膝を内側に入れる姿勢がとりやすくなる。
・かかと側に体重をかけるヒールサイドターンがやりやすくなる。

などの効果があります。

ハイバックのローテーションを調整することで「膝を内側に入れる姿勢がとりやすい」「ヒールサイドターンがやりやすい」など、すべてのスタイルのボーダーにとって良い効果があります。調整したことがない人は、ぜひ1度自分の滑りに合うか試してほしいです。

ハイバックは大きいほうがブーツとの密着が高く、安定感とパワー伝達を感じられます。

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アンクルストラップ

スノーボードバインディングのアンクルストラップ

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ブーツの足首周りを固定するパーツ。アンクルストラップのホールド感が良いと滑りに安定感がでます。ブランドや製品、年式や素材などによって大きさやフィット感に違いがあります。

ストラップには、ブーツとバインディングをしっかり固定する役割があります。しっかり固定するほど反応が良く、遊びをもたせればプレイフルな動きを得られます。今回の記事は、ストラップを正しい長さと位置に調整する方法と効果を解説します!

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トゥストラップ

スノーボードバインディングのトゥーストラップ

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ブーツのつま先周りを固定するパーツ。主にブーツ先端のつま先を固定するタイプと、つま先の上から固定するタイプに分かれます。

ブーツとバインディングのサイズが合ってないと、滑っているうちに外れてしまう場合があります。

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ラチェット

スノーボードバインディングのラチェットバックル

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ストラップを締め上げるパーツです。素材はプラスチックやアルミニウム、軽量で耐久性のあるマグネシウムなどが用いられます。

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フォワードリーンアジャスター

スノーボードバインディングのフォワードリーンアジャスター

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ハイバックを前傾に角度調整するパーツです。

前傾にするほどブーツとハイバックが密着し、反応の早い動きができます。そのかわり動きに自由度がなくなったり、膝などに負荷がかかるようになります。

ブランドや製品により調整方法は様々。基本的に工具無しでできるものとドライバーが必要なものに分かれます。

フォワードリーン調整で得られる効果は「前傾させたハイバックがブーツと密着し、反応の早い動きができる」こと。特にカービングでクイックな切り返しができるメリットがあります。今回の記事は、バインディングのフォワードリーンの調整方法と効果を解説!

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ヒールカップ

スノーボードバインディングのヒールカップ

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ブーツのかかと部分を合わせるパーツ。かかとを固定したり、ハイバックから伝わった力を板に伝える役割があります。

ヒールカップとベースプレートが一体型になったものや、パーツごとに分かれているタイプがあります。ブーツに合うようにヒールカップでサイズ調整を行います。

RIDEやUNIONなどで使われているミニディスクではセンタリングできる溝がありません。そんな時は、ヒールカップをずらしてセンタリング調整をします。 今回の記事は、ヒールカップをずらしたバインディングのセンタリング方法を解説していきます!

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ディスク

スノーボードバインディングのセンターディスク

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ビスを使って板のインサートホールにバインディングを固定するパーツです。だいたいフッドベッドの下に隠れています。

スノーボードのインサートホールとバインディングのディスク

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UNIONやBENT METALなど、滑りのスタイルに合わせてレギュラーディスクとミニディスクが用意されているメーカーもあります。

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レギュラーディスク

板との接地面積が広いのでレスポンスが早かったり、滑りに安定感があります。高速域でカービングをしたい人などに向いています。

ミニディスク

板との接地面積が狭いので、板に伝わる力に若干の遊びがでます。自由度を求めるフリースタイル思考の人に向いています。

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カント

フットベッドに2.5度のカントが入った様子

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フットベッドが足の内側に傾斜しているため、ブーツを乗せた時に膝や股関節が体の正しい位置に来るようになります。そのおかげで、ケガのリスクを軽減できたり、足から板に最大限の力を伝えることができます。

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フットベッド(ガスペダル)

スノーボードバインディングのフットベッド(ガスペダル)

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ブーツを乗せるクッション部分。足裏の感覚を繊細に捉えながら衝撃を吸収するクッション性能を備えたりする。雪がつきづらい素材のものなどもあります。

メーカーや製品によって、つま先やかかと部分を伸ばしてサイズ調整や踏み込む力をサポートしてくれるものもある。

フットベッドを調整すると、足の力を板にうまく伝えることができます。ターンをする時につま先やかかとがうまく踏み込めない。荷重をかけづらい。そんな悩みをお持ちの方は、バインディングのフットベッド(ガスペダル)を調整してみましょう!

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バインディングで使用するドライバーの規格

バインディングのセッティングをする時に必要になる工具がドライバーです。

プラスドライバーは【No.0~No.3】というように番号が大きくなるごとに先端のサイズも大きな規格になります。近年のスノーボードバインディングは大抵No.3を採用しています。

ただ、今回僕が使用したRIDEではラチェットの取り外しのみNo.2の規格が採用されているのでメーカーや製品ごとに確認する必要があります。

ドライバー規格No.3のビス

ドライバー規格No.3のビス

ドライバー規格No.2のビス

ドライバー規格No.2のビス

板に取り付ける作業くらいならNo.3だけで問題ありませんが、必要によってNo.1~No.3まで携帯すると安心かもしれません。

No.3のビスをNo.2のドライバーで締めることも出来ますが、いい確率でネジ溝が潰れる(なめる)のでオススメしません!

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