「今日は17時までにここまで仕事を終わらすぞ!」と意気込んで、結局終わらせられない時ってありますよね?
「サボってるわけではないのに他の人より作業が遅い。」
「集中力が自分だけ続かない。」
「忙しくて時間が取れないし、疲れているから休日も楽しめない。」
など、効率的に仕事がこなせないと悩んだことってみんなあると思います。
実は私もその一人。
いつも「今日はここまで作業するぞ!」と意気込んで結局終わらないタイプ。
仕事に対して達成感を感じられない毎日でした。
そんな私もアイビー・リー・メソッドに出会ってからは作業効率がうんと上がり、時間を有効に活用できるようになってきました。
今回の記事は、集中力と作業効率が格段に上がる「アイビー・リー・メソッド」をご紹介します。
目次
アイビー・リー・メソッドとは?
なんだかややこしいネーミングですが、簡単に内容を言うと、
「アイビー・リーさんが会社経営者に対して行った経営改善の取り組み」という感じ。
そしてこのメソッドは現在でも広く使われている仕事術です。
では実際にどんなことをするのかと言うと、
1.紙に「明日やるべきこと」を6つメモする。
2.その6項目を重要だと思われる順に1~6の番号をつける。
3.翌日、このメモの順番に従って仕事を進める。
4.もし全部できなかったら、悔むことなく忘れる。
5.その後、明日のための6つの項目を新しくメモする。
6.1~5を丁寧に繰り返す。
だけなんです!
これだけで作業効率が格段にアップ!
人は選択肢を6つくらいに少なく絞ることで集中力が高まるのです。
本当に大事なことのみ全力で集中できる
そしてこのタスクを行う上で1番重要なのが、
1番の作業が終わるまで1番のことしかしない!2番は見ない!
ということ。
優先順位が高いものだけをとにかく集中して行う。
それにより迷いが消え、本当に大事なことだけに集中できるという仕組みなんですね。
複数同時進行するマルチタスクだと脳に相当な負担がかかるうえに、作業の進みも遅い。
やはり作業現場ではシングルタスクで1点集中ですね~
「二兎を追う者は一兎をも得ず」てきな!あっ、違うかな(汗)
選択肢が減ることで疲れづらくなる
人って1日の間に35000回以上の決断をしているみたいですよ。
うそだーって感じですよね。
でもよく考えてみると、
朝ごはん何にしよっかな?
ご飯かパンどっちにしようかな?
ご飯だったらのりたまかけたらうまいよな~
でも、パンだったらラピュタみたいに目玉焼きのせて食べれるな~
とか、
今日の服装は何にしようかな?
このジャケットにTシャツは合うかな?
ジーパンはこの色よりこっちの濃いほうが似合うな~
とか、
今日の天気は晴れかな?それとも雨かな?
雨だったら傘が必要だよな~
でも実際降らなかったら持ってくの損だしな~
じゃあ折り畳み傘にしようかな~
でもそれカバンに入れたら水筒入らないな~
とか、
それだけでも相当考えますよね。
そしてこれだけ考えただけでどっと疲れてきました(汗)
人は選択肢が多ければ多いほど疲労を感じ、思考力や決断力が低下する。
アイビー・リー・メソッドを実行している間は選択肢は1つ。
選択肢を与えないことで決断疲れを減らすことが出来るのです。
アイビー・リー・メソッドを実際に使ってみた
最近はもっぱらアイビー・リー・メソッドを使ってメモ帳に「明日やるべきこと」を書いています。
例えば下記のように6つ項目を書きます…
そして重要だと思う順に番号をつけていく。
ちなみに順番通り上から項目を書く方がいいですよ。
順番がバラバラだと探すだけで少し疲れちゃいますから。
作業が終わったら線を引くことをおススメします。
達成感も感じますし、現在の作業状況を冷静に判断できます。
作業が終わらなくてもOK!
悔むことなく忘れましょう。
その後、「明日やるべきこと」を6つ書き出しましょう。
今回⑤⑥番が終わらなかったので明日に持ち越しました。
あらたな6項目を書いても良し、今日終わらなかった作業を持ち越すのも良し。
1番の前に簡単な作業を組み込むと集中力を発揮しやすい
今回「アイビー・リー・メソッド」をメンタリストDaiGoさんの本で知りました。
その中で「アイビー・リー・メソッド」をより集中力の高いものにするためのトッピングが書いてありました。
それは、
難易度の低い、簡単ですぐ終わる作業を、1番の前に0番として組み込む
簡単な作業は決断力をあまり必要としないので、スムーズに集中力を高めていくことが出来ます。
それによって、集中力を高めながら1番の作業に入ることが出来るという仕組みです。
1番の重要な仕事に超集中するための着火剤のようなものですね。
「アイビー・リー・メソッド」以外にも、集中力を高める目から鱗な情報がたくさん載っています。
まとめ
「アイビー・リー・メソッド」をやりはじめて思ったことは、
・達成感がある
・1日の作業が把握しやすい
・作業に集中でき「決断疲れ」も軽減
・自分の処理能力を把握しやすくなる
・オーバーワークがなくなる
・スケジュールを立てやすくなる
など、たくさんのメリットがありました。
ただみなさんも仕事をしていてわかると思いますが、
「突発的に入ってくる仕事」で予定がすべて狂うというデメリットもある。
5分10分で終わる仕事ならその場でやっちゃっても良いけど。
1時間以上かかったりしたらタスクを1項目減らすようですからね。
そういう時は、どうしても今やるべき仕事の場合のみ対応する。
今じゃなくて良いものは1日の最後にまとめて済ます。
そのかわり6番目の作業を減らすなど臨機応変に対応するとよいでしょう。
まぁ予定通りに進む作業なんてなかなかないし、
それをふまえてもメリットだらけのこの仕組みを使わないのはもったいない。
「作業に集中できない」「仕事の疲労がひどい」「頑張っても仕事が終わらない」
そんな人ほど「アイビー・リー・メソッド」を使うことをおススメします。
集中力と作業効率を格段に上げ、仕事を終わらせましょう!