これからスノーボードを始めようと考えている初心者の方は、「どんな道具を揃えればいいの?」と悩むことが多いはず。
この記事では、スノーボードに必要な持ち物や、あると便利なアイテムを詳しくご紹介します! さらに、日帰り・宿泊・子供連れなど、さまざまなシチュエーションに合わせた持ち物リストも用意しました。
忘れ物を防ぐために、チェックリストを確認しながらぜひご覧ください!
目次
スノーボードに必要な持ち物(日帰り)
滑るために必須なアイテム
スノーボード
スノーボードをするうえで最も重要なアイテムです!
スノーボードの板には、初心者でも扱いやすい柔軟なモデルから、上級者向けのハードフレックスなモデルまでさまざまな種類があります。また、グラトリやパーク向けのボード、カービングやパウダー向けのボードなど、それぞれのスタイルに適したものが存在します。
これがなければ始まりませんが、スキー場でレンタルすることも可能です。初めて滑りに行く場合は、無理に購入せずレンタルを活用するのもおすすめです。
バインディング
バインディングは、ブーツからボードへ力を伝える重要なパーツです。
初心者にはターンのコツをつかみやすい柔らかめのフレックスがおすすめ。慣れてきたら、自分の滑りのスタイルに合わせて適切な硬さのバインディングを選ぶとよいでしょう。
スキー場でレンタルもできるため、初めてのうちは購入しなくてもOKです。
ブーツ
初心者には柔らかめのソフトフレックスがおすすめで、上達に応じてミディアムやハードフレックスのブーツを選ぶとよいでしょう。
ブーツもレンタルできるため、初めての方は無理に購入する必要はありません。ただし、フィット感が合わないブーツは上達の妨げになるため注意が必要です。
スノーボードを続けるつもりなら、ブーツはショップで試し履きして購入するのがベストです。
スノーボードウェア(アウターシェル)
スノーボードウェアは、防水透湿性と防風性が重要。天候が変わりやすいゲレンデでは、適切なウェア選びが快適な滑りにつながります。
ウェアはジャケットとパンツのセットが基本で、動きやすく耐水圧・透湿性のバランスが取れたモデルがおすすめ。
ゲレンデで滑るだけなら耐水圧10,000mm以上、透湿性5,000~10,000g/m²/24hあれば十分。
バックカントリーなら耐水圧20,000mm以上、透湿性20,000g/m²/24hが目安です。
また、パウダーガード(スノースカート)やベンチレーションなどの機能が付いていると、より快適に過ごせます。
ミッドレイヤー(セカンドレイヤー)
ミッドレイヤーは、フリースやインナーダウンなど、保温性と通気性に優れた素材を選ぶのがポイントです。ただし、ゲレンデでの冷えの主な原因は汗冷えなので、着込みすぎには注意しましょう。少し寒いかなと感じる程度でも、滑り出せば体が温まります。
バックカントリーや登山向けの3レイヤーのアウターシェルは、耐水性・透湿性に優れる一方で、保温性が低い場合が多いため、ミッドレイヤーでしっかりと温度調節する必要があります。
一方で、2レイヤー構造が多いスノーボードウェアは、3レイヤーに比べて耐水性・透湿性がやや劣るものの、保温性が高いため、ミッドレイヤーの保温性をそこまで重視しなくても快適に過ごせることが多いです。
ベースレイヤー(ファーストレイヤー)
ベースレイヤーは、吸汗速乾性に優れた素材を選ぶことが重要です。
寒がりの人には、保温性と速乾性を兼ね備えたメリノウール素材がおすすめ。一方で、汗をかきやすい人や、ハードなライディングをする人、春先のゲレンデを滑る人には、強力な速乾性を持つ化繊(ポリプロピレン)素材が適しています。
また、保温性と速乾性のバランスを考えたハイブリッド素材(メリノウール+ポリプロピレン)もあり、コンディションや好みに応じて選ぶと快適に過ごせます。
グローブ
スノーボード用グローブは、保温性と防水透湿性が重要。防水透湿素材なら手が濡れにくく快適です。
形状は5本指・ミトン・3本指があり、 操作性なら5本指、保温性ならミトン、バランス重視なら3本指 がおすすめ。
インナーグローブ付きの2重構造は防寒性が高く、寒冷地向き。春シーズンはインナーグローブだけで滑ることもできます。
手のひらにグリップ素材があると、ボードやリフトを持つ際に滑りにくく便利です。自分のスタイルに合ったものを選びましょう。
ゴーグル
ゴーグルは、雪や風、紫外線から目を守り、快適な視界を確保するために必須です。天候に応じて交換レンズや調光レンズがあると便利。
レンズは平面と球面があり、平面は自然な見え方、球面は広い視界を確保できます。ダブルレンズやベンチレーション付きなら曇りにくく快適です。
ヘルメットとの相性やフィット感も重要なので、試着して選ぶと失敗しにくいです。
ヘルメット
スノーボード用ヘルメットは、頭部を保護する最も重要なアイテム。転倒時の衝撃を和らげるだけでなく、防寒性にも優れています。
ヘルメットには、軽量で衝撃吸収性に優れたインモールドや、耐久性の高いハードシェルなどの種類があり、形状もUSフィットとアジアフィットに分かれています。フィット感が合わないと安全性が損なわれるため、試着してからの購入がおすすめ。
自分に合ったヘルメットを選び、安全にライディングを楽しみましょう!
ビーニー
ビーニーは、頭の保護や保温効果を兼ね備えた、スノーボードに欠かせないアイテム。転倒時の衝撃を和らげ、冷えや雪の侵入を防ぎます。
ヘルメットの下にかぶれる薄手のモデルや、防寒性の高い厚手のものなど種類も豊富。さらに、ウェアとコーディネートすればおしゃれも楽しめます。
ゲレンデでは風で飛ばされないよう、フィット感のあるものを選ぶのがポイント。自分のスタイルに合ったビーニーで快適に滑りましょう!
ソックス
スノーボード用ソックスは、吸汗速乾性が高く、汗を素早く逃がして足を冷えから守るのがポイント。
一般的な厚手の靴下ではなく、衝撃吸収性に優れたクッション付きの専用ソックスを選ぶと、長時間のライディングでも快適です。
また、保温性があるメリノウールや、耐久性の高い化繊素材を使用したモデルがおすすめ。ブーツ内でのズレを防ぐフィット感のある設計のものを選び、足元を快適に保ちましょう!
あったら便利なアイテム
プロテクター
スノーボード用プロテクターは、転倒時の衝撃を軽減し、ケガのリスクを減らす重要なアイテムです。特にヒップパッドや膝プロテクターは初心者にもおすすめで、痛みを防ぎながら安心して練習できます。
また、背中を守るボディプロテクターや手首用プロテクターは、ハーフパイプやジブをする人にも必須。薄型で動きやすいモデルも多いため、ウェアの下に着ても違和感なく滑れます。
安全に楽しむためにも、自分に合ったプロテクターを選びましょう!
パスケース
スノーボード用パスケースは、リフト券を素早くかざせる便利なアイテムです。
リフト乗車時にスムーズに通過できるよう、伸縮リール付きや腕やウェアに装着できるタイプが人気。防水性のあるケースなら、雪や雨で濡れる心配もありません。
また、デザインも豊富で、コーデのアクセントとして楽しめるのも魅力。滑走中に落とさないよう、しっかり固定できるものを選びましょう。
使いやすさとファッション性を兼ね備えた、お気に入りのパスケースを見つけてみてください!
ネックウォーマー
スノーボード用ネックウォーマーは、防寒対策として欠かせないアイテムです。冷たい風や雪の侵入を防ぎ、首元をしっかり温めてくれます。
素材はフリースやメリノウールなどの保温性が高いものや、通気性に優れた薄手の素材までさまざま。顔まで覆えるタイプなら、特に寒い日や雪が強い日でも快適に滑れます。
また、伸縮性のあるものを選ぶとフィット感が良く、ずり落ちにくくて便利。ゲレンデの気候や自分のスタイルに合わせて最適なネックウォーマーを選びましょう!
デッキパッド
スノーボード用デッキパッドは、リフト乗降時など片足を外して滑る際の滑り止めとして役立つアイテムです。リフトの降り場やフラットな斜面でのバランスを取りやすくなり、初心者にもおすすめ。
種類はラバーや金属、プラスチックなどがあり、ブーツのソールにしっかりグリップするものを選ぶのがポイントです。また、貼り付ける位置はビンディング間の後ろ足付近が一般的。
適切なデッキパッドを選んで、安全かつ快適にライディングを楽しみましょう!
ワイヤーロック
休憩する時などにワイヤーロックがあると、板やバインディングの盗難防止に役立ちます。窃盗犯は盗むのに時間がかかることを嫌がります。簡単に解除できないワイヤーロックも売っているので1つ携帯しておくと安心感が違います。
ベルト
ウェアのパンツが緩い場合にあると便利。パンツにサイズ調節がついているものもあります。
サングラス
雪目を防いだり紫外線カットの効果が期待できる。スノーボード用のサングラスなら、気温の高い時期の春スキーでも快適に滑ることができます。
ボードケース
スノーボード用ボードケースは、ボード道具一式をまとめて収納できる便利なアイテム。移動時の傷や汚れを防ぎ、飛行機やバスツアーでの遠征にも最適です。
形状はフルオープンタイプやバックパックタイプなどがあり、ブーツやウェアを一緒に収納できるモデルもあります。耐久性や防水性のある素材を選ぶと安心。
持ち運びやすさを考慮し、ショルダーストラップやキャスター付きのタイプを選ぶのもおすすめです。自分の移動スタイルに合ったケースを選びましょう。
ソールカバー
スノーボード用ソールカバーは、保管時や車での移動時にソールやエッジを保護するアイテム。伸縮性のある素材が多く、ボードにフィットしやすいのが特徴です。
ワックスの付着防止やエッジによる周囲の傷防止にも役立ちます。軽量で持ち運びやすいため、ゲレンデへの移動時や自宅での保管に便利。
飛行機やバスツアーで遠征する場合は、衝撃吸収材のあるボードケースを使用するのがおすすめ。用途に合わせて適切なカバーを選びましょう。
ワックス道具一式
スノーボード用ワックスには、ホットワックスと簡易ワックスの2種類があります。
ホットワックスはアイロンでソールに浸透させるタイプで、滑走性や持続性が高いのが特徴。しっかりと手入れをしたい人におすすめです。
対して、簡易ワックス(ペーストやリキッドなど)は、手軽に塗れるため、滑走前のメンテナンスに最適。ただし、持続時間は短めなので、こまめに塗り直す必要があります。
用途や滑り方に合わせて適切なワックスを選びましょう。
濡れた道具を拭くタオル(2、3枚あると便利)
スノーボードを終えた後、雪で濡れた道具を拭く時にあると便利です。
板やバイン、ブーツなどを濡れたままにしておくと道具の劣化を早めます。スチール製のエッジを使用した板は、濡れたまま放置しておくと錆びてしまう恐れがあるので気をつけましょう。
モバイルバッテリー
気温の低いスキー場ではスマホのバッテリーが減りやすいので、モバイルバッテリーがあると安心です。特にスマホ決済がメインの人は重宝します。
日焼け止め
スノーボード中の紫外線対策には、高SPF・PA値の日焼け止めが必須です。雪面の反射により紫外線量が増すため、SPF50+/PA++++などの強力なものを選びましょう。
汗や雪で落ちにくいウォータープルーフタイプが理想的です。また、滑走中に塗り直せるようスティックタイプやスプレータイプを持っておくと便利。
顔だけでなく、首や手の甲もしっかりケアし、日焼けによるダメージを防ぎましょう。
リップクリーム
日焼け止め同様、紫外線のせいで唇は特にカサカサになりやすいです。保湿力の高いリップクリームを携帯し、こまめに塗ることをおすすめします。
ポケットティッシュ
氷点下が当たり前のスキー場では、寒さで鼻水が出やすくなります。寒暖差アレルギーや運動をして体が温まると鼻水が出やすくなります。
ポケットティッシュやハンカチなどを携帯しておくと便利です。
私服・靴
スキー場まで、ウェアで行ってウェアで帰る派の人は特に必要ありません。滑っている時以外は私服が良いという人は持っていったほうが良いです。
車で行く場合は靴が無いと運転が出来ないので持参しましょう。また、高速バスなどはスノーボードブーツでの乗車がNGの場合があるので確認が必要です。
宿泊する場合はどちらもあると便利です。
お菓子・ゼリー飲料
スノーボードはものすごくカロリーを使うスポーツです。お昼前にお腹が空いた時など、チョコやゼリー飲料などを携帯しておくと小腹を満たせます。
特にプロテインバーは、小腹も満たし、筋肉の修復もしてくれるのでおすすめです。1人で滑りに行く人や、短時間しか滑れない人にも向いています。
スノーボードに必要な持ち物(宿泊)
着替え
外出するなら厚着を用意。
下着
宿泊する日数に合わせて。
パジャマ
宿泊する宿は温かいのでジャージやスウエットで十分。
タオル
バスタオルやハンドタオルなどは、宿泊先が用意してくれる場合もあるので確認すると良い。
シャンプー・リンス
これじゃなきゃダメという人は持っていくほうが良い。
歯磨きセット
宿泊先に無い場合や、磨きにくいなど問題があるので持参したほうが無難かも。
メガネ
ちなみにメガネをつけたまま装着できるゴーグルもあります。
コンタクト・洗浄液
コンタクトの人は必要です。
携帯充電器
日帰りでも車で充電できるものを用意しておくと安心。
常用薬
筋肉痛や打撲になるので、湿布などあるとなお良い。
化粧品・生理用品
近くにコンビニとかがあれば良いが、車で買いに行くことになると大変。
その他準備しておくと安心なもの
身分証
レンタルや試乗会など、身分証の提示が必要な時があるので携帯したほうがよい。
健康保険証
ケガをして急きょ病院に行く可能性もあるので携帯したほうがよい。
常用薬
常用している薬などは携帯することをおすすめします。
スキー・スノボ保険の加入
初心者~上級者、全ての人に共通で加入することをおすすめします。
シリアルナンバーの撮影
スキー場では板やバインディングの盗難が多々あります。購入した道具にはシリアルナンバーが記入されているので、あらかじめ撮影しておくと盗難届を出す時にも役に立ちます。またステッカーをたくさん貼っていると転売しにくい為、盗まれづらくなる傾向があります。
お子さんと一緒の場合(年齢による)
お子さんと一緒にスキー旅行に行く場合は、いつも使っている衣服や食事などを持っていくといいでしょう。
特に汗を大量にかく子どもは着替えを用意しておくといいでしょう。
また、逆に寒くて滑れないというケースもあるので、ウェアの中に何か1枚着れるものがあると快適に滑れます。
・おむつ
・着替え
・離乳食
・常用薬
・おしゃぶり
・おもちゃ
・抱っこ紐
…など
子供連れの場合、託児所やキッズコーナーが充実しているスキー場を選ぶのがおすすめです。
持ち物チェックリストまとめ
今回の記事ではスノーボードで必要なアイテムを初心者、日帰り、宿泊別にリストアップしてみました。スキー場に行く前に、ぜひこの「持ち物チェックリスト」を使って、必要なアイテムをチェックしてみてください。
滑るために必須なアイテム
▢スノーボード
▢バインディング
▢ブーツ
▢スノーボードウェア(アウターシェル)
▢ミッドレイヤー(セカンドレイヤー)
▢ベースレイヤー(ファーストレイヤー)
▢グローブ
▢ゴーグル
▢ヘルメット
▢ビーニー
▢ソックス
あったら便利なアイテム
▢プロテクター
▢パスケース
▢ネックウォーマー
▢デッキパッド
▢ワイヤーロック
▢ベルト
▢サングラス
▢ボードケース
▢ソールカバー
▢ワックス
▢濡れた道具を拭くタオル(2、3枚あると便利)
▢モバイルバッテリー
▢日焼け止め
▢リップクリーム
▢ポケットティッシュ
▢私服・靴
▢お菓子・ゼリー飲料
宿泊に必要なアイテム
▢着替え
▢下着
▢パジャマ
▢タオル
▢シャンプー・リンス
▢歯磨きセット
▢メガネ
▢コンタクト&洗浄液
▢携帯充電器
▢常用薬
▢化粧品・生理用品
その他準備しておくと安心なアイテム
▢身分証
▢健康保険証
▢常用薬
▢スキー・スノボ保険の加入
▢シリアルナンバーの撮影
お子さんと一緒の場合に必要なアイテム
▢おむつ
▢着替え
▢離乳食
▢常用薬
▢おしゃぶり
▢おもちゃ
▢抱っこ紐