【25-26 BATALEON DISASTER+ ✕ BLASTER FASE】スノーボード試乗会体験レビュー!

25-26モデル BATALEON DISASTER +とBLASTER FASE AWのスノーボード試乗会レビュー

25-26モデルのスノーボード試乗会に行ってきました!試乗会は、来季新作のスノーボードやビンディング、ゴーグル、グローブなどを実際に試せる貴重なイベントです。

今回は、試乗した中からBATALEON【DISASTER+】に注目してみたいと思います。バインディングは、同じくBATALEONのオールマウンテンモデル【BLASTER AW FASE】をセッティングしました。

25-26シーズンはクイックエントリーシステムの人気に火が付くと予想されています。 BLASTER FASEはフリースタイルからフリーライドまで対応できる、試乗会でも注目度の高いバインディングでした。

この記事では、BATALEON DISASTER+に乗ってみたレビューや特徴、どんな人におすすめかを詳しく解説していきます!

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※あくまで個人的な見解になりますので、参考程度にご覧ください^^

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今回試乗レビューするスノーボード

BATALEON【DISASTER+】154cm 25-26モデル

BATALEONのフリースタイルボード DISASTER +(ディザスタープラス)の試乗ボード画像

形 状 Low Camber
シェイプ ツインチップ
サイズ(cm) 148, 151,154, 157, 153W, 156W
フレックス SOFT 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 HARD
対象レベル 初中級~上級

BATALEON【DISASTER+】の試乗評価

BATALEONのフリースタイルボード DISASTER+(ディザスタープラス)のソールデザインの画像

試乗条件

ボード BATALEON DISASTER+ 154cm
体型 身長177cm、体重72kg
試乗場所 北海道 サッポロテイネ ハイランドゾーン
コース 女子大回転~パラダイス(約2600mの新雪パウダー)
コンディション パウダー(膝パウ、腰パウが楽しめるくらいの新雪50cm以上)

乗ってみた評価

しなやかなグラトリからパーク、キレのあるカービングまで楽しめるフリースタイルボードでした!

DISASTER+の特長

3BT(トリプル・ベース・テクノロジー)& SIDE KICK

バタレオンの3BT(コンベックス形状)テクノロジーと、コンタクトポイント(接雪点)が反り上がっているSidekickテクノロジーを説明しているイラスト

板の滑走面(ソール)がコンベックス(船底のような)形状になっており、バター系のトリックやカービングの操作性が素晴らしい。さらに雪面に接するコンタクトポイントを持ち上げたSideKickの技術が逆エッジを防ぎそれを可能にしてくれています。ターンやトリックの練習には逆エッジがつきものですので、この技術はありがたいです。

CST SUPER TUBES & CARBON STRINGERS

BATALEON DISASTER+のオーリーの反発力を高める2種類のカーボンの配置を説明したイラスト

足元(Carbon Stringers)と板の中心(CST SUPER TUBES)に入った2種類のカーボンが、トーションを効かせた滑りをしながらもしっかりとした反発を出すことができます。弾き系のグラトリや高速カービング、ジブや中規模程度のキッカーなどに向いている仕様です。

旧モデルとの主な違い

以前にDISASTER+の23-24モデルに試乗しましたが、数点マイナーチェンジしているところがありました。

23-24モデルのスノーボード試乗レビューを書きました。BATALEON【Disaster+】に同ブランドの【Chaos Asymwrap】をセッティングし、試乗してみた評価や特徴、どんな人におすすめかを解説します。

板の形状の変更

24-25モデルまではノーズとテールのサイドが切り落とされたような形状をしていましたが、25-26モデルからラウンド形状になっていました。

インサートホール数の変更(5穴→6穴)

セットバックの調整がより細かく出来るようになり、滑りの幅を広げられるようになりました。

サイドウォールの変更

ウレタン注入方式のShock Wallsからウレタン一体成型方式のFlexWallsに変更され衝撃吸収性や滑りの滑らかさが向上しています。

足元のカーボンの配置の変更

BATALEON DISASTER+の旧モデルと新モデルの足元のカーボン(Carbon Stringers)の形状の違いをわかりやすく比較したイラスト

「H型」から「三型」のような形に変更されています。滑っていて特に変わったような変化は感じられなかったです。

Plusシリーズ限定の強化素材「Aramid X-Ply」を搭載

ボード全体を囲むように配置され、ねじれ剛性と振動吸収力を高める高性能マテリアルです。高負荷時でも反応性と滑走安定性を保ち、コントロール性が向上します。ピークパフォーマンスを求めるライダーに最適です。

その他の印象としては、板が軽量でウェスト幅もグラトリやジブには丁度いいサイズ感で取り回し最高でした。

こんな人におすすめ

・ターンやトリックの練習で逆エッジを喰らいたくない人
・グラトリはバター系から弾き系までバランスよくやりたい人
・ジブがやりやすい板が欲しい人
・キレのあるカービングも楽しみたい人
・初中級~上級者向け

BATALEON【BLASTER AW FASE】の試乗評価

BATALEONのオールマウンテンバインディング BLASTER FASE(ブラスターフェーズ)をDISASTER+(ディザスタープラス)にセッティングした画像

 

乗ってみた評価

クイックエントリーとしても、従来の2ストラップバインとしても使える二刀流バインディング!

25-26モデルのバインディングはクイックエントリーモデルのバインディング人気が高まるでしょう!その理由は、Nidecker Groupの「FASE」シリーズバインディングが登場するからです。

ナイデッカーグループの主なFASEバインディング

ThirtyTwo(サーティーツー)(T32M FASE)
Bataleon(バタレオン)(Blaster AW FASE)
Jones(ジョーンズ)(Mercury FASE)
Rome SDS(ローム エスディーエス)(Katana AW FASE)

ThirtyTwoとJonesがややソフトフレックスで、BataleonとRomeがミドルかそれより少し硬いかなという感覚で、各ブランドで個性があるようです。

そして今回試乗したバインディングが、BATALEONから発売されたBlaster FASEになります。

FASEシステムの特徴

BATALEONのオールマウンテンバインディング BLASTER FASE AW(ブラスター・フェーズ・アシムラップ)の装着方法を説明している画像

 

Blaster FASE(Fast Entry System)は、従来の2ストラップバインディングのフィット感と快適さを維持しつつ、素早く簡単にブーツを着脱できる革新的なバインディングです。 特にパークやフリーライドで頻繁にバインを脱着するライダーにとって、時短かつストレスフリーな構造が大きなメリットになります。

初回だけトゥストラップを固定すれば、あとはブーツを差し込んでアンクルストラップを締めるだけの簡単装着。アンクルストラップは通常よりも素早く締められる設計で、滑走前の準備が快適。アンクルストラップとタンの分離も可能で、従来通りの履き方にも対応。 NIDECKERのSUPERMATICと比較しても、軽量で着脱も簡単。ストラップの緩め操作が必要ではあるものの、それでもBlasterの方が楽だったと感じました。

通常の2ストラップバインと同じようにハイバックをペタッと前に倒せるところも考えられています。(※SUPERMATICも同様に倒せるのですが、どうしても分厚さが出てしまい、座面が地面に近いようなリフトだとぶつかってしまいそうで少し不安があります。)

BATALEON BLASTER FASEバインディングのハイバックを前に倒している画像

 

使用感と滑りの特徴

ULTRAのようなフリースタイルに向いているバインディングと比較するとややシャーシが硬いフィーリングでした。グラトリでは反発が速く返ってくる感覚があるので、正しいポジションに乗ればそれだけ良い反応が出せます。またアシムラップとミニディスクの可動域が柔軟な動きにも対応してくれているのだと感じました。

ストラップとベースはやや硬かった印象で、その分ホールド性やレスポンスのよい乗り味が出せると思います。カービング性能は非常に高く、反発や切り返しの応答も優秀。さらにクイックエントリーモデルでフォワードリーンやセンタリング(ベース側で調整)の調整も可能。(※クイックエントリーモデルではBataleonが初らしいです。)ラントリやカービング系の滑りにも最適でした。ちなみにFAST ENTRYのヒールカップ部分のパーツは、破損時に交換対応可のようです。

デメリットとしては、まずハイバックローテーションが非対応なところ。これは他のクイックエントリーモデルも構造上、現段階では出来ないようになっています。

ハイバックローテーションをすると、

・膝を内側に入れる姿勢がとりやすくなる
・ヒールサイドターン時にかかと側に体重をかけやすくなる

などの効果が期待できます。

ただハイバックローテーションの設定は、人によって必要か不要か賛否両論あります。僕の場合は板によって調整を変えたりしますが、無いなら無いで問題ないという感じです。ローテーションにこだわりのある方は、クイックエントリーシステムのバインディングは向いていないかもしれません。

もう一つは、脱着に慣れるまで時間がかかるところです。スノーボード経験者ならあまり問題ではないかもしれませんが、初心者がいきなり立って履くのは少し難易度が高いです。慣れるまでは通常のバインディングと同じように座って装着するほうが良いかもしれません。

特におすすめのユーザー

・動画撮影やハイクアップ時など、バインの脱着が多い人
・パークとカービングを両立させたいフリースタイラー
・反発・レスポンスの良いグラトリが好きな人
・スキーヤーと滑ることが多い人
・リフト降車時に、他のボーダーにイキりたい人

セッティング詳細

アングル:左12度/右-12度(フリースタイルセッティング)

フリースタイルに向いているツインチップ形状の板だったので、グラトリやパークで扱いやすいダックスタンスにセッティングしました。フォワードリーンの調整も簡単で、カービングや弾き系のグラトリの反応もよく楽しかったです。

Blaster FASEは、着脱の速さ・快適さとハイスペックな滑走性能を両立した「実用性の高いバインディング」。少し硬めの反応と優れたエントリー機能により、グラトリからカービング、パークまで対応できる頼れる一台です。

 

BATALEON【DISASTER+】の総合評価

BATALEONのフリースタイルボード DISASTER+(ディザスタープラス)のトップシートデザイン画像

スタイル(5段階中)
フリーラン 4 カービング 3.5
グラトリ(弾き系) 5 グラトリ(バター系) 4
ジブ 5 キッカー 4
パウダー 3    
5=相性抜群! 4=相性まずまず 3=それなり 2=相性よくない 1=全然合わない

DISASTER+ 25-26モデルは、軽量で反発力に優れたフリースタイル特化型ボード。3BTと新素材の融合により操作性と安定感が向上し、ジブやグラトリを楽しむライダーに最適な一本です。ターンの練習からキレのあるカービングまで楽しむこともできます。

25-26モデルのDISASTER+は現在発売されていないので、24-25モデルを載せています。

【注意点(初心者向け情報)】

スノーボードをネットで購入する場合、ダリング(エッジの丸め)やケバ取り、ワックス加工がされていない場合があります。購入前にメンテナンス込みかどうかを確認しておきましょう!

ダリングのやり方はこちらの記事をどうぞ!

ネット購入したスノーボードはダリングされていない場合も!他人との接触時や転倒時に、尖ったエッジにぶつかり大ケガにつながることも!ダリングはケガを最小限に抑えるためのマナー。簡単な作業なので、今回はダリングのやり方を画像付きでご説明します^^

滑走面のクリーニングとケバ取りの様子はこちらの記事をどうぞ!

スノーボードで滑っていると滑走面が汚れてくることがありますよね?原因は雪についている汚れなんです!汚れは板の滑走性を悪くする1番の原因。そして、汚れを取るためのアイテムがリムーバーです!今回は、リムーバーを使った滑走面の汚れの落とし方を解説します。

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シーズンインからスノーボードが走らない!原因は板の滑走面にワックスを塗っていないから!滑走性が悪い板は、上達の妨げや転倒などケガのリスクにつながります。今回の記事は、スノーボードでのホットワックスのかけ方を画像つきで解説していきます。

逆エッジにはビベリング(エッジの角度調整)が効果的です!

スノーボードのエッジのビベリングとは、エッジ角度を調整(削る)して、ターンやトリックのキレや操作性を調整する作業のことです。 購入しただけでエッジチューニングをしていない人、逆エッジになりやすい人、今使っている板が滑りづらい人などはエッジのビベリングがおすすめです。

 

その他の25-26モデルの試乗レビューは下記から観れます!
※フリースタイルボードが好きな人はこちら!

25-26モデルのスノーボード試乗レビュー。SIMS【AURUM EDITION】に、FLUX【DS】をセッティングし、評価や特徴、どんな人におすすめかを解説します。

SALOMON【ホライゾンシリーズ】の試乗レビュー!

25-26モデルのスノーボード試乗レビュー。サロモン【JETSTREAM】に【HOLOGRAM】をセッティングし、評価や特徴、どんな人におすすめかを解説します。
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